広島県広島市南区 内視鏡検査(胃カメラ)

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広島市 おちうみ内科消化器クリニックでは、苦痛のない内視鏡検査(胃カメラ・大腸ファイバー)を提供致します。

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おちうみ内科消化器クリニック

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ピロリ菌について

トップページ»  ピロリ菌について

ピロリ感染は今後は保険で診療できるようになりました。

慢性胃炎のあるピロリ感染は保険で除菌できるようになりました。
平成25年、2月21日から可能となりました。

ただし除菌のためには必ず内視鏡検査が必要のため、内視鏡検査のおこなえる施設で胃カメラをおこない慢性胃炎があることを確認し、その後除菌治療が可能となります。
胃癌の予防効果としてはピロリの除菌が最も効果が高いため、今後の医療に期待が持てます。
除菌希望の方は胃カメラの予約を電話でしてください。
その時除菌希望であることを伝えてください。

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最近よくあるピロリ菌の質問

Q:ピロリ菌は除菌したほうがよいの?
胃癌、胃潰瘍があってもなくても予防やその他の事を考慮して、ヘリコバクターピロリ菌は除菌した方が良いということをヘリコバクターピロリ学会が2009年に発表しました。
ピロリ菌の除菌で胃がんをある程度予防できる、完全ではありませんが、、、この事実を日本ヘリコバクターピロリ学会が世に公表しております。

Q:ピロリ菌の保険適応は?
平成25年2月21日に保険の適応が拡大され、慢性胃炎のあるピロリ感染者の除菌がすべて可能となりました。
(それ以前は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、MALTリンパ腫、胃癌の内視鏡治療後、特発性血小板減少症の疾患のみでした)
ただし、平成25年2月22日以降に胃カメラで慢性胃炎があることを確認され、かつピロリの感染の確定診断を受けた人という条件が付いております。
このためピロリ感染の診断が以前ついていたり、あるいは胃カメラを以前していても、保険で除菌する場合はもう一度、胃カメラとピロリの感染診断を受けて頂く必要があります。

Q:ピロリ菌除菌の方法は?
ピロリ菌除菌方法は薬剤を1週間内服してもらいます。
その期間アルコール、たばこはやめてもらいます。
一回目の方法です。順番は決められています。
この方法では現在除菌率は約70%です。
2種類の抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬の3剤を服用します。
代表的な商品名で以下お示します。
一回量
抗生剤1 サワシリン 250mg, 3カプセル 計750mg
抗生剤2 クラリス 200mg, 2錠 計400mg
制酸剤  以下の3種類から一剤を選択
タケプロン30mg、パリエット10mg、 オメプラゾン(オメプラール)20mg、この3剤のなかではおそらくパリエットが一番有効ですが、専門の医師でも全員は知らないような印象です。
以上が1回分で、1日2回(朝食後・夕食後)、7日間連続で服用します。
自費診療で8,000円程度です。

この方法で除菌できない約30%のかたの場合
抗生剤2のクラリスをフラジールに変更し、抗生剤1、制酸剤は同じものを使用します。
自費診療で8,000円程度です。

以上の方法で除菌できない方が3~5%おられます。
こちらの方は現在治験段階で進められている治療法があります。
1回目、2回目の内服のほぼ倍量を内服するイメージです。
浜松医大、慶応医大で治験が進行しています。いずれの方法でも失敗した方の90%程度が除菌できるようです。サワシリン、グレースピット、パリエットを使用します。ここでは詳しい説明を控えます。

以下が注意点です。
ペニシリンアレルギー他の抗生剤のアレルギー既往のある方は必ず申し出て下さい。
また普通は薬の副作用と分かっている場合は基本的にお薬の内服を中止する・・・これが当然です。
しかし、ヘリコバクターピロリ菌の除菌の場合には少し事情が違います。複数、倍量の抗生剤を使用するため、ピロリ菌も死滅しますが、腸内の良性の乳酸菌なども死滅し、下痢、軟便その他の副作用がある程度の頻度で発生します。
ピロリ菌除菌の場合はなるべく薬の内服は中止してはいけません。
一旦中止してもう一度内服を再開しても除菌効果が十分には出ません。
ピロリ菌を除菌するためには一週間連続で内服をすることが必要です。しかし、中止しなければならない場合もあります。
★★治療中止しなければならない副作用
激しい下痢・発熱・発疹・喉頭浮腫・出血性腸炎

起きやすい副作用として以下があります。
★除菌治療に伴う副作用発生率
1. 下痢・軟便           10 - 30 %
2. 味覚異常・舌炎・口内炎   5 - 15 %
3. 皮疹                2 - 5 %

日本ヘリコバクター学会 「H.pylori 感染の診断と治療のガイドライン」より引用しました。

私自身は整腸剤を下痢がおこった時、併用するために内服を中止するほど激しい下痢は経験がありません。
整腸剤の併用もヘリコバクターピロリ菌の除菌に効果の差はないとなっているようなので下痢があった場合は、併用した方が患者さんのために良いと思っています。
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ピロリ菌と喫煙、禁煙外来について

禁煙外来を6月1日より始めました。

今回禁煙外来を始めようと思ったきっかけは、たばこ税が徐々に上昇しておりこれを機会に禁煙をしたいという方が自分のまわりに予想外に多かったことです。
ここで興味のあるデータをお示しします。
九州大学の土井康文助教らが発表された研究ですが、喫煙とピロリ菌感染の組み合わせによる胃癌発症のリスクを発表しておられます。それによれば、ピロリ菌に感染していなくても喫煙のみで、ピロリ菌に感染していない非喫煙者に対して、胃癌発症の危険率(正確にいえばハザード比)は5.82倍と非常に高いことが知られています。
また、ピロリ菌に感染をしていない非喫煙者に対して、ピロリに感染した非喫煙者は6.93倍となっています。
以上2つのデータから、ピロリ菌の感染と喫煙はほぼ同じ程度の胃癌発症の危険率といえます。

さらに、喫煙者のピロリ菌に感染している人はなんとピロリ菌感染のない非喫煙者に対して、、、11.41倍の危険率、、、となるのです。
ピロリ菌除菌は保険診療で除菌を行うためには、制約が多いのが現状です。
しかしながら禁煙を勧めるのは、禁煙外来が保険適応となったこと、種々の薬の開発で比較的容易となりました。

ピロリ菌は胃癌のみ発症を増加させているだけですが、喫煙は胃癌のみでなく、肺がん、食道がん、咽頭喉頭癌、たばこの煙の届かない腎臓がんなど多くの癌の危険因子であることも解っております。

以上から考えて、、、癌の一次予防は禁煙だ、、、と思い始め禁煙外来を始めました。

興味のある方は外来へお越し下さい。

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ピロリ菌と慢性胃炎、胃癌の関係について

ピロリ菌に感染している人は50歳以上では8割以上のかたが感染しています。
この8割の方は、ほとんどが幼少期に感染し、持続感染しています。
つまり自分の年齢とほぼ同じ期間感染しているわけです。
当然これだけ長い期間感染していれば、胃に変化が現れます。
それが慢性胃炎です。ピロリ菌感染をしているほとんどの方が慢性胃炎の状態にあります。
慢性胃炎のなかでも、萎縮性胃炎と呼ばれる胃炎になっている方がほとんどです。
萎縮というのは、内視鏡のときに説明するとほとんどの方が「胃が小さくなっているのですか?」と質問されます。
そうではなく、胃の内側にある粘膜という層が薄くなっている状態です。
萎縮性胃炎があると胃癌発症の危険率が高まるということが知られています。
胃の萎縮している範囲で萎縮性胃炎を萎縮している面積の小さい軽度萎縮、ほとんどが萎縮している高度萎縮、その中間の中等度萎縮に分類し、胃癌発症の危険率を比べてみると
軽度萎縮例にくらべて高度萎縮例では、10年間の経過観察で胃癌の発症の危険率が6倍高いことがわかりました。(自分の大学の先輩の上村先生が発見され、論文発表されました。)
つまり萎縮している面積が多いほど胃癌の発症の危険度は高まることがわかったのです。
またピロリ菌を除菌し、成功した場合、萎縮の面積は広がらないことが知られています。
最近の厚生労働省が行った研究で「ピロリ除菌による胃発癌の予防」によると、除菌が成功すれば、萎縮が完全ではありませんが改善するということもわかってきています。
つまりピロリ菌の除菌が成功すれば、萎縮の範囲はすくなくとも広がらないわけですから、胃癌の発症の危険度を抑制することができるわけです。

このため、日本ヘリコバクター学会はピロリ菌の除菌をすべてのピロリ感染者に勧めていますが、現在のところある一定の基準を満たさないと保険診療では除菌できません。
このため、医師会、ヘリコバクター学会から厚生労働省に働きかけていますが、まだピロリ菌感染のみでは、保険診療で除菌治療をすることはできないのが現実です。

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ヘリコバクターピロリ

ヘリコバクターピロリ

ピロリ菌は正式な名称をヘリコバクター・ピロリといいます。「ヘリコ」はギリシャ語の「らせん」,「バクター」はバクテリア(細菌)という意味です。
「ピロリ」は胃の出口付近のこと「pylorus」を意味しています。元来,この菌が胃の出口付近の「ピロルス」から多く発見されたため、この名前がついたようです。身近な例でヘリコというと何か思い出しませんか?そうです「ヘリコプター」です。
ヘリコプターの名前もギリシャ語のらせん「helico」と翼「pteron」に由来しているのです。
ピロリ菌の写真を見ると、上にある数本の長い鞭毛がヘリコプターの翼に似ていませんか?

さてこんな菌が胃の中にいると思うと気持ちがあまりよくありませんが、ではいつ感染したのでしょうか?
正直なところはっきりとはわかっていないのが現状です。ただいくつかのわかっていることから、ほとんどの感染者は免疫力の不充分な乳幼児期に感染し、そのまま胃に住みついたのではないかと考えられます。
それは、大人になって感染した場合、慢性感染に移行することはすくなく、ほとんどは風邪のように一過性に感染し治ってしまうという事実と、乳幼児期に感染をおこすとその後慢性感染を起こす可能性が高く、大人になって感染すると一過性の感染で終わることが多いほかのウイルス感染が知られているという事実(B型肝炎ウイルスなど)、をあわせて考えるとほとんどの人は乳幼児期に感染しているのではないか、と考えられるわけです。

では乳幼児期にどのように感染したのかということですが、これもはっきりとはわかっていませんが、日本におけるピロリ菌の感染率は年齢と関連し、10~20歳で20%程度、50歳以降で70~80%となっています。
戦前戦後の衛生状態が悪い時代に乳幼児期を過ごした世代の感染率が高いことがわかります。
また乳幼児期に食事の与え方も今の40歳代を境に大きく変化しており、40歳以上の世代は親が噛み砕いた食事を子供に与えている人が多かったですが、今の40歳代より下の世代では、虫歯を気にしてそのようなことをしなくなっています。
このため、衛生状態の悪い水から感染したのではないかという意見もありますが、自分はヘリコバクター・ピロリは自然環境においては動物の胃内だけで増殖可能であり、それ以外の場所では、生きたらせん菌の形では長時間生残することは出来ないという事実も考えてあわせると、人から人へ直接感染したもの、感染している親との小児期の濃密な接触(離乳食の口移しなど)が多いのではないかと思っています。

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胃の内視鏡検査、大腸の内視鏡検査の重要性(胃カメラ、胃内視鏡の重要性)3 

胃検診(胃カメラ、胃内視鏡)の重要性について大事なことは以下の3点です。

1)胃がんは胃の内腔側からおこる。つまり胃カメラ、胃内視鏡から見える側から病変が生まれる、ということです。早い段階から(早期胃がんも含めて)病変を見つけるためには、胃の内腔側からの検査である胃カメラ、胃内視鏡、胃透視などが必要であるということです。 2)早期胃がんで見つかれば、多くの施設で9割強の方が完治するということです。 3)逆に進行がんではいろいろな施設で治療性成績が異なりますが、4割から6割の方が、再発にて死亡するとのことです。 つまり早期の胃がんで見つければ、がんが完治する可能性が高い、逆に進行がんで見つかると完治の割合が低下し死亡する可能性が高くなるわけです。

以上から胃がんに関しては早期発見がいかに重要であるか、また胃がんは胃の内腔側から生じるため、胃の内腔側を検査している胃カメラ、胃内視鏡、胃透視がCTやエコー検査、血液検査などに比較して有利であることが想像できると思います。

CTやPETで大腸などの管臓器の情報が検出されるようになったとは言われていますが、やはり10mm以上の病変でないと検出率は極端に悪くなります。胃カメラ(胃内視鏡)や胃透視に比べ格段に精度が落ちます。つまり現在のように医学が進歩していても胃の内腔の検査は胃カメラ(胃内視鏡)と胃透視に優るものはないのです。では胃カメラ(胃内視鏡)と胃透視を比べるとどちらがより病変の検出率が優れているのでしょうか。胃透視はみなさんもご存知のように白黒写真であり、胃内腔側の色の情報はありません。形の情報のみです。一方胃カメラはカラー写真のため、色の違いも情報となります。色の違う部位の(もっとも早期のがんの場合もあります)診断、またあやしい部位の確定診断のための組織を回収する検査も可能です。組織を採取できること、色の変化も情報に加えることができることが胃カメラ、胃内視鏡での早期発見を可能にしています。また今までの各種検査での自分の経験上、胃透視に関しては早期の病変があっても描出率が悪く、発見が少し遅れ気味で進行がんで発見されることがあるので、やはり同じ胃の検査をするなら胃カメラ、胃内視鏡を薦めます。

では、胃がんでは自覚症状があるのでしょうか?正直に言いますと、胃がんの自覚症状は早期胃がんでは出現することがまれです。ほとんどありません。進行がんになると胃痛や胸焼けなどの腹部症状が出ることがありますが、こちらも無症状のことが多いです。このため早期胃がんを見つけるためには、無症状な方、つまり毎年の検診で見つける以外難しいのです。逆に自覚症状があり見つかるものより、無症状で毎年の検診を受けている方に早期胃がんが見つかる可能性が高いです。

以上から考えると、治療可能な早期胃がんを発見するには、どうすればよいかおのずと答えは出てきます。自覚症状の無い時に定期的に行われる胃検診(胃カメラ、胃内視鏡、胃透視)が重要であることが理解できると思われます。また胃検診に関しては、透視とカメラを比較すると、圧倒的にカメラの方が情報量が多く、確定診断も生検による組織検査で可能なため、自分は胃カメラ(胃内視鏡)をお薦めします。

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胃の内視鏡検査、大腸の内視鏡検査の重要性(胃カメラ、胃内視鏡の重要性)2 

胃がんの生存率について

胃がんがどの程度進行しているかは、内視鏡などで内腔側から見た目の広さではなく、深さに依存しています。胃壁は表層から大きく分けると5層で構成されており、もっとも内腔から粘膜層、粘膜筋板、粘膜下層、筋層、漿膜の順に並んでいます。このうち粘膜、粘膜筋板にはほとんど血管やリンパ管が存在しません。また、がんは他臓器(胃がんの場合なら、胃がん以外の臓器、肝臓や肺や脳や卵巣など)に転移するためには直接伸びていく(直接浸潤)か、脈管(血管とリンパ管をあわせて脈管と呼びます)を介してよその臓器に飛んでいくしかありません。当然脈管を介してよその臓器、例えば肝臓などに転移が存在していた場合、肝臓以外の臓器にも目には見えませんが、細胞レベルの転移は存在している可能性があります。胃がんの部位を切除(内視鏡的にしろ、外科手術にしろ)できても、ほかの臓器に転移があれば、転移した部位でがんが増殖してきます。現在の医療では全ての臓器を取り除くことはできないため、この転移が生命に関わってくるわけです(現在話題になっている再生医療は、自分の細胞から臓器を生産し、臓器移植を行い、このジレンマから逃れようとするものです)。転移がのちのちの生きていける割合(乳がんを除き一般的ながんは転移している場合、5年以内に再発する傾向が高いため、5年間生きることができた方の割合をがんから生存した割合として使用し、5年生存率と呼びます。)を決定しているのです。

胃の内視鏡検査、大腸の内視鏡検査の重要性 2

左の表は「日本胃癌学会編「胃癌治療ガイドラインの解説(一般用)」(金原出版)」より一部改変したものですが、胃がんの進行度を示しているものです。(図をクリックすると大きくなります)

いきなり見るとすごい専門用語だらけですが、比較的簡単に理解できます。この表に基づいて、胃がんの生存率をホームページなどで発表している施設が多いのですが、それは先ほどから何度も繰り返しているように、転移が予後を決定するからです。また転移は直接伸びていくか、脈管を介して遠くの臓器に飛んでいくかしかないので、直接伸びていく軸(縦軸:胃がんの深さ)、脈管を介して転移していく軸(横軸:リンパ節の転移度)となるわけです。あとは遠くの臓器に転移があるかないかとなります。ここまでくると当然I期は予後がよく、遠隔転移があるIV期は予後が悪いことは比較的たやすく理解できると思います。

早期がんとは、この表で行けば縦軸の上から2行目までの粘膜下層に限局しているものが早期がんです。上から2行目まででも表をみれば、当然IV期もありえますが、Ia、IbのI期が実際には圧倒的に多くなります。理由は先ほど投稿しているように脈管が存在するのは粘膜下層、筋層、漿膜のため、当然がんが深くなればなるほど、がんが脈管に接する割合が増え、脈管を介したリンパ節転移、遠隔転移の割合が増えるわけですから、表の対角線上に症例が多く分布するわけです。

個々の施設での治療成績は個々の病院のホームページを参照して頂くとして、全体の流れとして、5年生存率はI期では90%以上、IV期で40%程度からそれ以下、II期、III期はその中間程度です。

結局早期胃がんの場合I期の可能性が高く、ほとんどの施設で5年生存率が9割以上ということ、つまり早期胃がんで見つければがんで死なないということです。しかし進行がんだと6割は死にます。検診を受ける意義は見つかって死んでしまっては検診を受ける意味がありません。助からないと検診の意味が薄れます。医療には100%はありませんので全ての方を助けることはできませんが、早期胃がんで見つければ9割の方が助かるわけです。

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胃の内視鏡検査、大腸の内視鏡検査の重要性(胃カメラ、胃内視鏡の重要性)1

胃がん、大腸がんの進行がんと早期がんの違いについて

まず、「がん」とは何でしょう?がんと良性腫瘍との違いは何でしょう? 答えは単純にすれば、腫瘍の中で転移するものが悪性、転移しないものは良性と考えてもらえば良いようです。そして胃がん、大腸がんとは、胃や大腸などの最も表層にある正常な細胞(上皮細胞と言います)が遺伝子異常を起こし、悪性の細胞になり大きくなったものです。逆に言えば、悪性腫瘍(がんも含めて)は全て正常の細胞から生まれているのです。どんなに若い方であっても、この遺伝子異常は毎日起こりうる可能性を持っており、実際起こっています。ただし、動物は進化の過程ですばらしい機能を身につけており、ほとんどのがん細胞は免疫の力で排除されます。この免疫の排除を逃れたがん細胞のみが大きくなっていくのです。

つまり、胃や大腸のがんは、胃や大腸の最も表層側から生まれ、大きくなっていきます。大きくなっていく時に、当然がんは大きくなるのに、表層を這うように横方向にも、表層から奥に向かって縦の方向にも大きくなっていきます。このとき横方向の大きさは、がんになって治療したときに助かるかどうかにあまり影響しません。縦の深さの方向のほうが、がんの治療後の生き死に強く影響するため、ある深さ以上の病変を進行がん、その深さまで達していないものを早期がんと名づけているわけです。

つまり、進行がんとは胃や大腸などの表層にある上皮細胞から生まれたもののうち、悪性の細胞が深くまで入ったもの(正確にいえば、筋肉の層があり、筋層と呼ばれていますが、、、ここまで達したもの)です。

では、これらがんを引き起こす遺伝子異常はどうして起こるのでしょう。これらはいろんな原因があります。胃ではヘリコバクターピロリ菌や喫煙などいろんな要因がありますが、実は人間の細胞は酸素を吸収し、二酸化炭素を放出しないと生きていけませんが、このときにも活性酸素が生まれ、遺伝子異常の原因となっているのです。酸素呼吸をする細胞は生きるだけで何もしなくても、遺伝子異常を起こすのです。生きるために、がん細胞の素を作るとはなんとなくむなしい感じがしますが、、、、これら活性酸素は当然喫煙などのほうが、単なる細胞の呼吸より大量に生産されます。また、この活性酸素は細胞の老化にも影響を及ぼしています。いわゆるアンチエイジングのひとつはこのような考えから生まれたものもあります。

当診療所では、胃がん、大腸がんの内視鏡検診はもちろん、これら酸化ストレスに対する体の抵抗因子である、抗酸化ストレスの指標を、血液、おしっこで測定できますので、興味のある方は、来院下さい。

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