内視鏡検査について
内視鏡検査とは
内視鏡検査とは、先端にカメラの付いた細長い内視鏡を挿入して、体の中から検査・治療を行う検査です。胃がん・大腸がんは、医療技術が発達により、早期発見できれば治療できる病気になりました。早期の胃がん・大腸がんなら、約9割の方が完治できます。しかし、進行がんになると、死亡率は4〜6割にもなります。内視鏡検査は、胃がん・大腸がんを早期発見する上で欠かせない検査です。
内視鏡検査が重要な理由
- がん細胞は消化管の表面(内腔側)から発生するため、直接観察できる内視鏡は非常に有効
- エコーやCTと比較して、高精度の診断が可能
- レントゲンは白黒映像だが、内視鏡はカラー映像で、色の変化を識別できる
- 早期がんは「わずかな色の違い」だけの場合も多く、色の判別が重要
- 生検(病変部の細胞を採取し、顕微鏡で確認)も可能で、確定診断に役立つ
自覚症状
早期がんでは、自覚症状がほとんどありません。進行がんの場合でも、胃痛や胸焼けなどの症状が出ることがありますが、無症状の場合が多いです。つまり、症状がないからといって安心できるわけではありません。
定期検診で早期発見を
自覚症状が出ないうちに発見するには、定期的な内視鏡検査が不可欠です。特に40歳以上の方、もしくはがんの家族歴がある方は、年1回程度の検査を推奨しています。
がんは「早く見つければ治せる時代」です。ご自身の健康を守るためにも、ぜひ定期的な内視鏡検査をご検討ください。
当院の検査実績
| 胃内視鏡検査(胃カメラ) | 3425件 |
|---|---|
| 大腸内視鏡検査(大腸ファイバー) | 933件 |
| 令和6年胃内視鏡検査 | 令和6年大腸内視鏡検査 | |
|---|---|---|
| 1月 | 275 | 69 |
| 2月 | 267 | 67 |
| 3月 | 286 | 84 |
| 4月 | 289 | 80 |
| 5月 | 277 | 75 |
| 6月 | 293 | 83 |
| 7月 | 301 | 87 |
| 8月 | 269 | 76 |
| 9月 | 274 | 75 |
| 10月 | 309 | 83 |
| 11月 | 295 | 79 |
| 12月 | 290 | 75 |
| 合計 | 3425 | 933 |
| 胃内視鏡検査(胃カメラ) | 2677件 |
|---|---|
| 大腸内視鏡検査(大腸ファイバー) | 711件 |
| 令和7年胃内視鏡検査 | 令和7年大腸内視鏡検査 | |
|---|---|---|
| 1月 | 286 | 74 |
| 2月 | 271 | 71 |
| 3月 | 317 | 85 |
| 4月 | 311 | 83 |
| 5月 | 290 | 74 |
| 6月 | 315 | 85 |
| 7月 | 321 | 83 |
| 8月 | 272 | 76 |
| 9月 | 294 | 80 |
| 10月 | ||
| 11月 | ||
| 12月 | ||
| 合計 | 2677 | 711 |
衛生面でのこだわり
当院では6本の内視鏡で検査をしていますが、それぞれ別々に洗浄、管理しています。
なぜなら、胃内視鏡は口から、大腸内視鏡は肛門からと入れる位置が違うためで、患者様の衛生面を配慮し、「内視鏡を洗浄する水」から「置き場所」まで完全に分別して管理しています。
痛くない・楽な検査
当院では、痛くない・楽な内視鏡検査を行っています。これまで内視鏡検査で痛い・苦しい思いをされた方でも、当院で検査を受けられ「楽だった」と言われる方が多いです。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
静脈麻酔により寝た状態(無意識の状態)で検査を受けていただいています。そのため、気づかないうちに検査が終了しますので、苦痛がありません。
当院の場合、患者様から
- 「気づかないうちに終わった。次回からも寝て行いたい。」
- 「こんなに楽なら、次回からも来たい。」
大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)
大腸内視鏡は起きた状態(意識のある状態)で検査を受けていただいています。検査中はお腹が張るような感じはしますが、ほとんどの場合痛みはありません。
当院の場合、患者様から
- 「検査中に痛みがなかったので、次回からも麻酔無しで良い。」
- 「他院でたいへん痛かったが、ほとんど痛みを感じなかった。」